パリで活躍するdiscom / decoのerik minkinnenが主催するヘッドフォン・フェスティバル「プラカー」は、一人一時間の持ち時間で出演者が自らがオンライン上でエントリーするという、ハイテクな持ち寄りホームパーティー型イベント。会場にスピーカは無く、観客はヘッドフォンでのみ演奏を聴きます。また、その状況はチャットやウェブカムでの映像を交え、ネットワークを通じて世界中の会場へとストリーム配信されます。
様々な都市に散らばったMusience(Musician + Audience : erikの造語)達は、同じ時間にヘッドフォンをかぶり、ネットワークを通じ、そこに起こっている一つの状況(行われているコンサートはもちろん、ネットワークそのもの)へと耳を澄ませるのです。
パリでは今年8回目を数えるプラカーですが、2002年にはパリと東京で72時間ノンストップの同時開催を実現。また、2003年には全体を95日間のオープンプログラムとし、パリを始め、東京、ロンドン、NYCなどでも開催されました。95日間という期間の中、世界中のどこかでプラカーは行なわれ続けています。
東京では2002年、yoyo、slidelabの主催によりスタート。2004年からはARchプロジェクトが主催、代々木公園で開催されました。世界中でも類を見ないオープンエアタイプの開催で、プラカー本家サイトでも話題になりました。真夏のあつい中、木陰で大勢がヘッドフォンをかぶる風景の楽しさ!
今年は、目黒、CLASKAでの開催です。時間帯により会場はCLASKA内で移動しますが、屋上に設けられたルーフテラスでのビールは、きっとおいしいはず! 是非、皆様お誘い合わせの上、遊びにいらしてください。